表面加工の種類

ビシャン仕上け

ビシャン(突起のついた槌)でコツコツと叩いたもので1本の槌に突起が何個かついているかによって4枚ビシャンとか百枚ビシャンと呼称され、数が多いほど表面が細かく仕上がってきます。
近年は機械化によりエアー式のビシャン機を使用しています。

小叩き仕上け

ビシャンした表面を一文字の刃の付いた槌で一定方向に平行に叩いたもので1回叩き、2回叩き、3回叩きとあります。50mmの間隔に1回叩きは25刻み、2回叩きは33刻み、3回叩きは50刻みが目安となります。

割肌仕上け

山から切りだした原石をゲンノウなどで適当な大きさ、厚みにしたもので、表面はゴツゴツとした自然な仕上りです。
表面はできるだけノミ跡等の道具あとをつけずに仕上げます。

ノミ切仕上け

割肌面・こぶ出し面をノミを使ってより平坦に仕上げたもの。
ノミの入れ方によって荒切り、中切り等の呼び方がある。近年は機械化によりチッパー仕上げがほとんど。

挽き仕上け

ダイヤモンドソーやガングソーなどの切断機で切断した表面の仕上げです。

本磨き仕上け

機械で挽き肌仕上げした表面を荒研ぎ、中研ぎ、研磨の順で仕上げていくと石材の独特の美しい光沢がでてきます。